日本ロレアル 男性の育休促進 女子中高生への科学の啓発を通しジェンダー平等な社会の実現への貢献を宣言

08.03.2022 - Brands

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世界最大の化粧品会社ロレアルグループ(本社:パリ)の日本法人である日本ロレアル株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:ジャン-ピエール・シャリトン)は、国際女性デーである本日3月8日に、女性が自身の望む選択を制限なく行うことのできる多様で平等、包摂的な社会の実現を目指し、新たな啓発活動の社内外への推進を宣言します。

「世界をつき動かすような美の創造」をパーパスとして掲げるロレアルにとって、美とは女性に力を与えるものであり、多様、平等、包摂的です。日本においては、ジェンダー平等、社内外の女性活躍推進を目的に、外部の女性有識者からなる「日本ロレアル 女性のエンパワーメント・アドバイザリー・ボード」を設立。今回発表する2つの取組みは、本アドバイザリー・ボードからの提言により実施される初めての活動です。

【宣言1】 “男性社員の育休” 2025年までに100%1の取得率達成

日本ロレアルでは、52%とオフィス部門の男女比率とほぼ同等の女性管理職比率の達成、育休取得および職場復帰率100%など、性別に関わらない多様・平等・包摂的な職場環境づくりを推進しています。その反面、課題となっているのが男性の育休取得です。2021年の育児休業取得率は18.75%1と日本の平均12.65%2を上回るものの低い水準に留まっています。
「改正育児・介護休業法」の施行を受け、2022年4月から全企業に対して「育児休業を取得しやすい環境整備、個別の周知、意向確認措置の義務化」と「有期労働者の育休取得条件緩和」が課せられ、育休取得の環境整備が進みます。当社においては、国の定める育児休業と当社独自の出産休暇(有給)を併せ男性育休取得率100%達成(2025年まで)を宣言します。男性社員を対象に研修を行うほか、全社員へ対しアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)研修を受講必須とします。
日本ロレアル 女性のエンパワーメント・アドバイザリー・ボード」のメンバーである村木 厚子氏(津田塾大学 客員教授、元厚生労働事務次官)は次の通りコメントしています。「女性自身が自分の望む人生を選択していくためには、パートナーが家庭における責任を共に担っていくことが鍵となります。そのためには制度を整備するだけでなく、“男性・女性はこうあるべき”という性別役割分担意識の排除や無意識の思い込みへの気づきが重要です。内閣府によると男性の29.5%、女性の22.9%が『家事・育児は女性がするべきだ』と考えていると言います。採用や昇進において、日本ロレアルは既にジェンダー平等の尊重を実現しています。男性の育休等取得を含む柔軟な働き方においても、更なる推進が可能と期待しています」

【宣言2】ジェンダーバイアスのない学業選択を。“理系”志望の女子中高生を支援

創業者が化学者であり、科学をDNAに置くロレアルは「世界は科学を必要としており、科学は女性を必要としている」を信念に、女性科学者の支援を行ってきました。世界における女性科学者比率は33%、日本においては、わずか16.9%3です。世界でもトップクラスの知識やスキルを持ってるにも関わらず学業で理系を選択する女子の割合も低く、大学入学者を分野別にみると自然科学分野は27%、工学分野は16%に留まり、OECD諸国のなかで最下位です4。理系選択の障壁のひとつとされているのがアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)です。内閣府の調査によると、20代では男性の14.2%、女性の7.7%が「女性に理系の進路(学校・職業)は向いてないという性別役割意識がある」と回答しています5

そこで当社は、研究分野におけるジェンダー平等の実現を目指し、職業選択の前、大学入学にあたり文理選択を行う前の女子中高生に対して、科学を啓発すると同時に、ロールモデルとの出会いなどを通して、バイアスなどの制限なく自身の志望を自由に選択することのできる支援活動の展開を宣言します。第一弾として、特定非営利活動法人女子中高生理工系キャリアパスプロジェクトが主催する、科学技術に触れ、同分野で活躍する女性や仲間と共に将来を考えるキャリア教育プログラム「女子中高生 夏の学校」および一般社団法人関西科学塾が主催する女子中高生に理系進学への魅力を伝える取り組み「女子中高生関西科学塾」へ協賛・参加します。

日本ロレアル 女性のエンパワーメント・アドバイザリー・ボード」のメンバーである川合 眞紀氏(自然科学研究機構・分子科学研究所長)は、次の通りコメントしています。「科学は万人に平等です。科学に携わる人におけるジェンダーアンバランスは、女性は科学や技術開発に不向きであるという思い込みが少なからず影響しており、それによって個人の適性が理解されない可能性もあります。優れた科学者が芽吹きの機会を失い、万人のニーズを満たしうる科学技術が生まれない可能性があることを意味しています。大学での理系選択は、そのような才能を開花するための第一歩です。その選択をする段階を直前にある女子中高生に、『科学』に触れる機会を提供し、選択する段階でのバイアスを取り除く支援をすることは、未来の科学界の発展に寄与する重要な活動であると言えます」

 

1 日本ロレアルにおいては、出産祝い金を受給した男性社員を配偶者が出産した男性社員とみなしています
2 出典:厚生労働省「令和2年度雇用均等基本調査」
3 出典:内閣府 「少子化社会対策大綱」(令和2年5月29日閣議決定)
4 出典:内閣府男女共同参画局「男女共同参画白書 令和3年版」
5 出典:内閣府男女共同参画局「令和3年度 性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)に関する調査研究」

 

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