世界中のすべての女性のために

私たちは世界を動かす美を創造します。明日の世界が公正で多様性に富み、インクルーシブであってほしい、と私たちは望んでいます。そして、女性がその未来をつくる一員であることを願っています。これまで女性の活躍を推進し、女性とともに明日の世界を築いてきた歴史は、私たちの誇りです。

私たちはこのコミットメントを一連の行動で表現しています。まず、非常に弱い立場にある女性たちを支援するための慈善基金「L’Oréal Fund for Women」を、新型コロナウイルス危機を背景に2020年に立ち上げました。同時に、私たちのブランドは行動を起こし、パートナー、顧客、消費者の意識を高め、女性の存在意義を向上するために啓もう活動を続けています。

不平等との闘い、暴力の防止、教育へのアクセスを提供するブランドの社会的関与プログラムを通じて、2022年*には1,200,000人の女性に力を与えました。
(*図はNGOパートナーの提供) 

慈善活動に加え、ソリダリティソーシング(包摂的かつ公正な購買活動)への取り組みを含むプログラムを開発するためサプライヤーと提携しています。ソリダリティソーシングプロジェクトの受益者の3分の2が女性となっています。

women cause

            © Photo: 支援活動 - クリスティーン・レドモンド

女性のためのロレアル基金

世界中の女性は、コロナ禍によって引き起こされた社会的・経済的危機によって特に大きな影響を受け、それは現在も続いています。脆弱な立場にある女性を支援するため、ロレアルは2020年に慈善活動のための基金「女性のためのロレアル基金」を設立し、3年に渡って5,000万ユーロを拠出します。すでに30カ国で約100のNGOや現地の慈善団体と提携し、100万人の女性と少女を支援しています。

フォーカス

ロレアル財団

現在、私たちは様々な危機に直面していますが、私たちは、すべての人のために、社会と環境に画期的な革新をもたらす女性の有す可能性を信じています。

ロレアル財団は、科学研究、より包摂的な美、気候変動の3つの主要分野に焦点を当て、女性が未来を切り拓き、社会に変化をもたらすよう支援し、女性の力を引き出しています。

フォーカス

エンパワーメント:具体的な取り組みにより裏付けられた社会的大義、信念

私たちは、家庭内暴力や性暴力の防止、被害者への支援、教育や職業訓練、起業などの機会へのアクセスを提供したり、より包摂的な世界を創るためにめに多くの女性とパートナーシップ築いて取り組んでいます。ロレアルのブランドも、それぞれの歴史、価値観、展開する地域の実情・状況に基づいて、世界中の女性のための支援活動を展開しています。

2030年までに、ロレアル傘下の各ブランドのソーシャル・エンゲージメント・プログラム(企業の社会的責任を果たす活動など)を通して、300万人を支援する予定です。

 

ソリダリティソーシング(包摂的かつ公正な購買活動)を通して女性を支援、包摂的な社会を目指す

慈善活動に加え、ソリダリティソーシング・プログラムは、2020年末までに、脆弱なコミュニティに属する81,138人が雇用機会を得て、適切な収入を得られるよう支援しました。 このうち47,420人は、特に女性のエンパワーメントをターゲットとした23カ国68のプロジェクトに参加し、15のパートナー団体やNGOからの支援を受けています。

これらのソリダリティソーシング・プロジェクトは、フェアトレードの原則に則って栽培・収穫されたシア、アルガン、ガランガルなどの原材料を生産する女性を支援しています。また、女性起業家、シングルマザー、軍人の妻、暴力の被害者である女性なども支援しています。

2030年までには、特にソリダリティソーシング・プログラムを通じて、恵まれない環境におかれている10万人の人々が雇用機会を得られるよう支援する予定です。

ソリダリティソーシングについてより詳しく知る