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水資源の持続的利用

2021年に達成したこと
ロレアルにとって水資源、製品の製造と使用の両面で必要不可欠な要素であり、事業においてとても重要です。消費者のあらゆるニーズに応え、より良い事業運営の実現は、持続可能な水資源へのアクセスとその管理・保全にかかっています。だからこそロレアルは、長年にわたり、バリューチェーン全体のみならず、私たちがサービスを提供し事業を展開する地域の水資源の流域やコミュニティ全体で、高いレベルの水質と持続可能な水量の確保に貢献することにコミットしてきました。水という貴重な資源の保全の取り組みにおいて、製品のイノベーションが重要な役割を果たすと考えています。

当社の目標

100%

2030年までに、独自の環境テストプラットフォームを用いて全処方を評価し、陸水、沿岸水を問わず、すべての水界生態系に配慮した処方となるようにします。

-25%

2030年までに、消費者がロレアル製品を使用する際に消費する水の量を、イノベーションによって2016年比で平均25%削減(製品単位)します。

100%

2030年には、ロレアルの生産工程で使われる水の100%がループ内でリサイクルまたは再利用されるようにします。

100%

2030年には、すべての戦略的サプライヤーが、各々の事業地域において、持続可能な方法で水を使用するようにします。

これまでに達成したこと

-54%

工場と物流センターで使用する水の量を完成製品 1 個当たり、54% 削減しました(2005 年比)。

5

当社の工場のうち 5 工場が「水循環工場」です。これは、すべての工業用水が循環システム内で再処理、再生、再利用されていることを意味します。

L’Oréal Water Policy

水資源は、製品の製造と使用に不可欠であることから、ロレアルの事業において中心的な位置を占めています。

水資源の持続可能な利用・管理・保全により、ロレアルは効率的に事業を行い、消費者のあらゆるニーズに応えることができています。

ロレアルの水資源に関する指針についてより詳しく知りたい方は

 

地球上のすべての生命にとってかけがえがなく、地球規模の課題でもある水は、化粧品、特に衛星関連製品に必要不可欠です。その量は使用の段階において最も多くなります。水の消費は、加熱のために必要とされるエネルギーからも温室効果ガス排出の大きな要因にもなっています。化粧品の使用に必要な水の量を減らすことは、気候変動への対策ならびに適応という2つの目標達成につながります。

前述の目標に近づくために、ロレアルは環境イノベーション企業であ る Gjosa, と提携し、2021年1月に「ロレアル ウォーター セーバー」を発表しました。この画期的な発明は、美容院やご家庭で、ヘアケアの体験と効果を高めながら水の消費量を削減する、洗髪に革命をもたらすものです。 スタートアップ企業のGjosaは、水滴の速度を加速させながらも水流を減少させる低水流量シャワーヘッド(通常1分間に7リットルの水流量を2.4リットルに抑制)を開発しました。

この過程を最適化するため、ロレアルの研究者たちは、シャワーヘッドに直接注入でき、よりすすぎやすいシャンプーを開発しました。実際の使用条件下で特定のパラメーターを調整することで、適切なすすぎを実現し、エネルギー消費量と水の使用量を約65%削減することに成功しました。 

ロレアル ウォーター セーバーについてより詳しく知る